【箱根駅伝】注目大学やら選手やら小ネタやら
ごきげんよう。小林です。
表題の件、前置きは不要なので大学ごとに注目選手やポイントを書いていきます。自己満足です。
大学の順番は特に意味はないので気にしないでください。
◆駒澤大学
・注目ポイント
1.田澤、芽吹、唐澤の区間配置
→田澤は歴代学生最強クラスなので別格としても、芽吹唐澤も他大学ならエース区間を走るような選手。
この3人がどう配置されるかで駒大の作戦を大まかに把握することができそう。
2. 1区出遅れ対策
→今年の箱根では1区に1年生、白鳥を起用するも15位と大きく出遅れてしまい結果として田澤に過剰な負担がかかり思うような走りをさせてあげられないという事態が発生した。
近年の箱根は往路の出遅れが致命的になるケースが多いため、強い選手を抱えているからこそ1区は大切にしたい。
他大学ほどスーパーな1年生はいないため1年生は起用しなそうなイメージ。
3. 山の上り下りは誰がする??
→2020年は5区に後述の鈴木芽吹で4位、6区に花崎(現在は退部)で区間賞と繋ぎ逆転優勝への望みを繋いだ。
今年の芽吹は走力的にもコンディション的にも坂は考えにくいため、5,6区の選手がどうなるかは注目。
・注目選手
鈴木芽吹(2)
→今年の箱根駅伝で1年生ながら5区4位と好走し、駒澤の逆転優勝のワンチャンスを繋いだ選手。
直近の出雲、全日本は故障の影響でエントリーなしも、全日本の時点では「出られなくもない」状態にはなっており大事をとって欠場とのことで箱根での復活に期待がかかる。
・注目ポイント
1. 80点の走りをできるランナーが全大学で最多。
→原監督をもってしても候補選手が多すぎて落とすのが大変 と言わせしめた選手層の厚さがウリ。
耳にしたことがない選手が走っていても好走する可能性が非常に高いため、全区間において安定した走りを期待できる。
ただやってみるまでは分からないのが駅伝。どこかでブレーキが発生した場合にどうなるか。
2. エース・近藤の成長
→11月の全日本大学駅伝で駒大・田澤と遜色ない走りを見せた青学のエース近藤。
彼だけは青学の中でも頭一つ抜けており、今までの青学にいなかった"ゲームチェンジャー"になれるかもしれない。
セオリー通り2区なのか、あるいは他の区間で区間賞レベルの走りをしてくるのかが注目。
・注目選手
横田俊吾(3)
→右腕の腕振りが大きすぎたせいで試合で失格になったことがあるという衝撃の過去を持つ選手。
三大駅伝は今年の出雲でデビューしたがその圧倒的なまでの腕振りで展開を支配して好走。
1区のダンゴ状態の中で彼が走っていた場合面白いことになるかもしれない。
・注目ポイント
1. 4年生
→早稲田は16人中7人が4年生のエントリー。
中でも中谷、太田は1万メートル27分台と学生トップクラスの記録を持っていながら出雲、全日本では期待される走りができなかったため、箱根に懸ける思いは強いとのこと。
4年生自身からもレース後に「4年生が情けなかった」という声が出ることもあり、何人が出走するかも含め箱根での走りは注目。
2. 1万メートル27分台"トリオ"の区間配置
→前述の中谷、太田に加え3年生の井川も1万メートル27分台の記録を持っており、同一校に3名が所属しているのは史上初(駒大ですら"まだ"2人。来年3人になりそうだけど)
・注目選手
石塚 陽士(1)
→出雲駅伝で三大駅伝デビューを飾るとまさかまさかの区間賞。全日本も区間4位とノリノリの1年生。
同学年の伊藤とともに将来の早稲田を背負う素材が箱根でどのような走りを見せてくれるのかが注目。
ちなみに出身中学が俺と一緒で、個人的に応援している選手。
・注目ポイント
1. 4年生と1年生のハイブリッドエントリー
→エントリー選手が4年生7人、1年生5人と12/16で4年生と1年生となっている。
仮に1年生が不測の事態でブレーキとなっても経験豊富な4年生がリカバリーできれば上位入賞が見えてくるのではないか。
2. 往路
→区間配置次第では往路優勝も狙える布陣となっており、往路で流れを作れるチームは試合を有利に運ぶことができる。
・注目選手
殿地 琢朗(4)
→今年の激坂最速王決定戦で学生最速で駆け抜けた選手。去年の創価大の三上に続いて最速王が5区で輝くことができるのか。
この選手が5区じゃなかったら俺はもうなにも分かりません。
平林 清澄(1)
→1年生らしからぬクレバーな走りを見せる國學院の次期エース。
出雲区間5位、全日本区間3位とトラックのタイム以上に駅伝力を見せてくれている選手。
区間含めて要注目の選手。
・注目ポイント
1. 徳本監督
→かつての箱根で自身の怪我で途中棄権と箱根の怖さを誰よりも知っている監督がどのようなチームを作ってきたのかが注目。
今大会が初出場の大学というのもありどのような風を吹かせてくれるのか期待したい。
・注目選手
ジェームズ ブヌカ(4)
→駿河台大学が大学駅伝で勝負できるような大学じゃない頃に来た留学生が4年生にしてチームを初の箱根駅伝に導いた。
1万メートル27分台の記録も持っており2区でのごぼう抜きにも期待できる。
・注目ポイント
1. "イェゴン・ヴィンセント"
→注目ポイントで選手名を挙げてしまうレベル。
1年次3区区間記録、2年次2区区間記録という訳のわからない箱根の実績を持つ最強の化け物。
力感が全くないフォームから異次元のスピードで次々と選手を抜き去ったり差を広げていったりともうどうしようもない選手。災害だと思うしかない。
この選手だけは箱根駅伝に興味がなくても見てほしい。
2. 選手層
→出雲駅伝を逃げ切りで制するも全日本では勝負できる選手の少なさが露呈し順位を上げきることができなかった。
距離が伸び10区間となる箱根でどういった試合運びにしてくるのかが注目。
・注目選手
山谷 昌也(3)
→今年の出雲、全日本を観ていた人からしたら「そこは丹所じゃねぇのか」と思われそうだが、その丹所に1万メートルの記録で勝っているのがこの山谷。
仮に1区山谷2区ヴィンセント3区丹所などというオーダーが組まれた場合往路をぶっちぎる可能性もゼロではない。(山次第ではあるが)
◆その他注目選手
・三浦 龍司(2) 順天堂大学
→学生オリンピアンが前回大会(1区10位)のリベンジを見せてくれるのか。
・石田 洸介(1) 東洋大学
出雲区間賞、全日本区間賞の最強ルーキーの箱根区間賞への挑戦が楽しみ。
・吉居 大和(2) 中央大学
→去年の箱根は3区15位と不本意ながら今年は中央のエースとしてトラック、ロードどちらも活躍。ハーフの持ちタイムも強く、区間賞候補のランナー。
・ポール オニエゴ(4) 山梨学院大学
→留学生ながら入学当初は記録が出ず「留学生なのにこのタイムか」というような心無い言葉をかけられることもあった選手。
今ではすっかりエースとしてチームを箱根駅伝に導いた。学生駅伝最後の輝きを見せられるか。
かなり文字数を抑えたつもりだったけどこれでも3000文字弱・・・
読んでくれた方(いるか不明)が少しでも箱根駅伝を楽しむための材料にでもなってくれていると嬉しいです。
今回は以上。