激坂最速王決定戦に参加してきました。

 

こんばんは。小林です。

 

昨日は激坂最速王決定戦@箱根ターンパイクという年一のお祭りに参加してきました。

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去年も参加してきたんですが、去年は「登りの部」という登ってゴールの部門だったのが、今年は何をトチ狂ったのか「ピストンの部」という登りの部のゴール地点から折り返して同じ道を下りてくるという別の部門に参加してきました。

片道13.5kmの往復コース という感じです。

 

去年は片道で1時間42分という醜態を晒してしまったので

今年は1kmあたり1分縮めて1時間30分以内の折り返しを第一の目標として、復路は怪我せずに完走するぐらいの意識で参加しました。(復路は未知数だったため数字の目標は出せませんでした。

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画像は去年の完走証です。

 

今年も去年同様に覚えてる限りで感想を書いていこうと思います。

 

●スタート前

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このアングルだと伝わりにくいんですが開幕400mぐらいは結構な傾斜です。(ゲートの左奥に「勾配の急な坂」があります。

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こんなやつ。確か10.2%とかでした。

 

写真でも分かるように日陰だったんですが普通に寒く、スタート時点で右足の指の感覚がほぼ無い状態でスタート。

先が思いやられます。

 

●スタート〜4.3km(第一給水)

最初の1kmが5'40、そこから先が概ね6'00〜6'10ぐらいで推移していました。

往復レースの参加者であるにも関わらず第一給水の前で既に歩いている人もチラホラ。

何かの間違いかハラスメントで参加させられてしまったのでしょうか。

この辺りは日陰が寒くて身体があったまらなかったのが一番しんどかったです。さすがにこの時点で足がきつくなってしまうような鍛え方はしてないので。

 

●第一給水〜第二給水(8.5km)

どうしても傾斜の度合いがバラバラなのでイーブンペースで行くのは困難に近いのですが、キロ6'00〜6'30ぐらいのペースで登っていました。

脚はまだまだ残っていたのですが、8km〜10.5kmが一番キツいことを知っていたのでキロ7分かからないことと脚を使わないことを意識して淡々と進んでいました。

ちなみに去年の私はクソザコだったのでこの時点で平気でキロ7'30とかかかってたらしいです。

成長が伺えますね。

実際走っていてもこの辺りで去年の自分とは全然違う手応えを感じていました。

 

●第二給水〜第三給水(11.5km)

8km〜10.5kmが一番我慢しなきゃいけない地点で、10.5km過ぎから下り坂が発生してくるコースなので

我慢するところはキロ6'45〜6'55、下り坂が発生してきてからはキロ5'00〜5'30ぐらいのペースで走っていました。

 

激坂コースのコツは下りや平地、比較的傾斜の緩い上りでギアを上げて、その勢いで傾斜のきつい上りを乗り切る事だと今回感じました。

もちろんギアの上げ下げの仕方が身に付いていてそれが出来るだけの脚が残っている前提ですが。

(去年は脚が残っておらずそれどころじゃありませんでした。)

 

●第三給水〜折り返し

割と急な坂を下って上って下って上ったら折り返しになる事は覚えていたので、レース中に身に付けた前述のコツを意識しながらキロ5'10〜キロ6'20ぐらいで刻めていました。

この時点でもまだ上げ下げできる脚が残っていることに成長を感じており、また折り返し時点で結構良い位置(順位)にいるイメージがあったので割とアドレナリンが出ていたと思います。

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折り返し地点で撮った芦ノ湖と富士山の写真です。

去年は雪が全くかかっていなかったのですが今年はかかっていて富士山らしさを出してくれていました。

 

●折り返し〜第四給水(15.7km)

折り返してからは当然往路と同じコースを走るので、またしても急な下り上り下り上りをこなしてキロ5'20〜5'50ぐらいで無理なく刻む感じでした。

16.5km地点でキツい上り(登りの10.5km地点の下り)がある事は当然分かっていたのでそこに残す感じでここは楽に気持ちよく走れていました。

 

●第四給水〜第五給水(18.5km)

この辺りで登りの部の大学招待選手+プロランナー神野大地さん(三代目山の神)と遭遇しました。

同じ人間なのか疑うレベルのスピードで颯爽と駆け抜けていくのを眺めながら走っていたら給水に着いていた感じです。

ちなみにこの人達は俺より上りの記録が30分速いです。マジでほんとに人間?

トップランナーとすれ違うという貴重な経験ができました。

ペースはキロ5'40だったりキロ4'40だったり。

前述のキツい上りを抜けたらあとはずっと下りなので、気持ちはだいぶ楽でした。

 

●第五給水〜第六給水(22.7km)

キロ5'00〜5'10で安定して刻んでいたのですが、21km到達時点で空腹感が大変なことになってきました。

この事態は想定していたので、カロリーバーとゼリーを摂取してもぐもぐタイム(懐かしい。藤沢選手が好きです)をしていました。

 

それもあって21km〜22kmのラップはキロ6'00オーバー。当然その間めっちゃ後ろから抜かれたので後で抜き返すために全員の服装を覚えていました。(ガチです。)

あと、エネルギー補給をした影響で喉が渇いていたので給水の350mlの水を一気飲みしたら直後に脇腹が死にました。給水って難しいですね。

 

●第六給水〜ゴール

脇腹痛と戦いつつキロ5'00ぐらいで刻んでいたら23.5km地点ぐらいでピカチュウのコスプレをした青年に後ろから抜かれました。

ゼッケン番号的に俺より10分早くスタートしていることは分かった(密を避けるために100人ごとに5分刻みでスタートしていた)ため最悪先着されてもと思ったのですが、半端な格好で参加している人に見た目上とはいえ先着されるのは嫌だったのでちょっと気合い入れ直して抜き返しました。

その辺りの1kmのラップが4'38なので明らかに切り替えができていました。

 

切り替えた直後に「どうせ壊れてもしばらく何も無いし、1500mなら身体ももつはず(根拠なし)だから最後の1.5kmは何も考えずにスピードを上げよう」と思い、24.5kmからノーガードの突撃を開始したのですが

このレースは27kmのレースです。

27kmのレースで、ラスト1.5kmでスパートをかけようと思い、24.5km地点で突撃を開始しました。

 

初等教育を受けた人間であれば分かるのですが、計算がおかしいですね。

そのレベルで脳が疲労して #腦 となり、 #腦機能 となっていました。

25km地点でやらかしに気付いたものの、下り坂で上げてしまったペースを落とす事は本当に難しいのでそのまま突撃を続けていたのですが、案の定ラスト700mの地点で左ふくらはぎを攣りましたw

前述の1500mであればもつはず という感覚はやはり合っていたと言えますね。

ふくらはぎが攣った程度で止まれるような速度と傾斜じゃなかったので、勢いでゴールしてしまいました。

ただ、この1500mという名の2.5kmのおかげで最後は本当に出し切れたので、感無量でした。

この突撃のラップはキロ4'00です。

 

●ゴール後

会社の中で走力ナンバー2の先輩と一緒に参加していたので先輩のゴールを待ち、合流してから温泉入って軽食食べて実家に帰りました。

実家に一泊してから横浜に戻ってきて今ブログ書いてます。

 

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今年のラップです。

一度もキロ7'00かからずに完走できたのは大きな自信になりました。

 

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手動の数字と高低差。綺麗な山ができていますね。

 

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今年の完走賞です!!

結果としては上りは去年から20分程度記録を縮めることに成功しました。

ただ、下りで結構抜かれたのでそこは課題です。

来年は多分また登りの部に出ると思いますが。

 

 

伸び幅は申し分ないのですが、もちろんまだまだ強くなりたいので

また1年間頑張って帰ってきます!

めっちゃ楽しい1日でした。

 

 

今回は以上です。